みなさんこんにちは。新刊のおしらせです。
なんと、2024年6月2日、CHICORA BOOKSから、大人向けに大掛かりなリメイクを施した寓話集『おとぎばなしの光と蔭(ひかりとヤミ)』が発行されます。
今回は、5/25-26、6/1-2の計4日間にて行われるイベント「理想と現実(ひかりとやみ)展」で、以下の特典付き先行販売をしちゃいます!
[特典1]ご希望の方にはその場で著者が絵本にサインをいたします。
[特典2]本書をお求めいただいた方全員に特製ポストカードをプレゼント!
[特典3]ご希望の方にはシークレットトークショーの動画が観れるURLを極秘でお送りします。
『おとぎばなしの光と蔭(ひかりとヤミ)』
『しあわせな王子』『白雪姫』『赤ずきん』
『ヘンゼルとグレーテル』『浦島太郎』『人魚姫』
誰もが知る6篇のおとぎばなしを
現代作家の6名が新たな視点で描き下ろした
新感覚の大人向けオムニバス絵本
『おとぎばなしの光と蔭(ひかりとヤミ)』の著者
作:かなを、ささら優、スズキヒコーキ、西嶋ヨーコ、松本えつを、ヤスダソータロー
編著:松本えつを
『おとぎばなしの光と蔭(ひかりとヤミ)』のまえがきより
この世界に光と蔭があるように、おとぎばなしの世界にも、人々によく知られている世界と知られていない世界があります。
わたしたちが幼少期から親しんできたおとぎばなしはどれも素晴らしいものですが、その蔭には、もっともっと素晴らしいストーリーが隠れているかもしれません……よね?
もしも、赤ずきんやツバメがもっとかしこかったら……
もしも、白雪姫の家の鏡が相手を「忖度」していたら……
もしも、ヘンゼルとグレーテルが虫歯だったら……
もしも、幼馴染が浦島太郎を引き戻していたら……
もしも、花嫁が人魚姫をやさしく抱きしめていたら……
そんな「もしも」のおとぎばなしの世界を6篇描き、それぞれの世界を交差させ、1冊の絵本にしました。
これまで知られていなかった「蔭」の部分を形にすることで、日の当たらない場所にもストーリーが存在することを少しでも伝えられたら、これ以上のよろこびはありません。
なお、この本の本文では「かげ」を「陰」ではなく「蔭」と書き、あえて「ヤミ」というルビを振っています。ルビをカタカナにしているのは、本来の正しい読み方ではないからです。また「蔭」としているのは、その漢字に「他人の力に助けられること」という意味が含まれているからです。
光があるから蔭があり、蔭なしには光は存在し得ません。お互いがお互いの「お蔭さま」。支え合う同士なのかもしれませんね。
それでは、今からいっしょに「光と蔭」の旅に出かけましょう。
『おとぎばなしの光と蔭(ひかりとヤミ)』の目次
● 本当にしあわせな王子 …… p.6
● ⽩雪姫とイライザの鏡 …… p.10
● 赤ずきんと最強ばあさん …… p.14
● ヘンゼルとグレーテルと歯 …… p.18
● 帰ってきた浦島太郎 …… p.22
● 命の果てに─人魚姫 …… p.26
『おとぎばなしの光と蔭(ひかりとヤミ)』の相関図
● 本当にしあわせな王子
王子の剣や瞳に埋め込まれた宝石は、ツバメによって、ヘンゼルとグレーテルや人魚姫、浦島太郎の幼馴染の富士子の元へ運ばれます。
● ⽩雪姫とイライザの鏡
白雪姫は鏡の「忖度」のお蔭でしあわせな大人になります。白雪グループが経営するおかし屋は世界中で人気。
● 赤ずきんと最強ばあさん
赤ずきんがおばあさんに届けたのは「白雪姫のケーキ」。そのケーキのお蔭でおばあさんはスーパーばあさんになります。
● ヘンゼルとグレーテルと歯
ヘンゼルとグレーテルはおかしを爆食いして虫歯になります。しかし、そのお蔭で命びろいをし、おかしの家を元手におかし屋を開きます。
● 帰ってきた浦島太郎
浦島太郎の幼馴染の富士子は、ゆくえをくらませた太郎を捜索します。無力と思われた彼女も、ツバメにもらった宝石で運気挽回し、竜宮城にたどりつきました。
● 命の果てに─人魚姫
悲しい顛末で知られる「人魚姫」。何も知らない花嫁も悪者ではありません。泡となった人魚姫はしあわせだったのでしょうか。そして、花嫁の正体は?
『おとぎばなしの光と蔭(ひかりとヤミ)』の対象年齢
メインの対象年齢:小学校高学年(10歳)〜大人
本書のおとぎばなし本文は「漢字仮名交じり文」で書かれています。
そのため、小学校高学年に満たないお子さまでも、ストーリーを理解することが可能です。
また、「いつものおとぎばなし」に少し飽きてきてしまったお子さまには、ぜひ「新手のおとぎばなし」として読み聞かせてあげてください。
きっと、親子で楽しめることと思います。
『おとぎばなしの光と蔭(ひかりとヤミ)』の作者紹介(50音順)
かなを(Kanawo):『命の果てに─人魚姫』
静岡県生まれ。大学卒業後、メーカー企業に就職。就業の傍ら、2018年にウーマンクリエイターズカレッジ 10期生として絵本制作を学ぶ。卒業後の2021年、アーツアンドクラフツが主催する絵本プロジェクトのコンペティションを勝ち抜き、『たくさんよりも、ひとつをたいせつに』(監修:吉田貞信 文:松本えつを)のイラストを担当すると同時に絵本作家デビュー。繊細な線とクールなのにあたたかみのある彩色が多くのファンを魅了している。
◆Instagram @karankoronkanawo
ささら優(Yuu Sasara):『白雪姫とイライザの鏡』
東京都在住。趣味は釣りとテニス。日本福祉パステルアート協会・パステルライフアート協会一級認定講師取得。講師として活動中。絵本の学校「ウーマンクリエイターズカレッジ」で多くのことを学び、卒業後、同校の部活・チコ部に所属し、展示会に参加。また、カルチャースクール等で子どもから大人までを対象として絵画を教えている。現在は京都芸術大学 ・通信デザイン科にて学んでいる。仕事として、神社の絵馬イラスト・御朱印・お守りのデザイン、サンマリノ大使館の記念切手やその他のデザインを担当したほか、カレンダーイラスト・キャラクターデザイン・ワインラベルデザインなども手がける。2023年(株)ローソンのアートトイレデザインコンテストで受賞し、アートトイレの壁面のデザインとして採用される。天使や女の子、子どもなどを、ふんわりあたたかい色合いで描くことを好む。
◆HP http://yujump.lovepop.jp/ ◆Instagram @sasarayuu330
スズキヒコーキ(Suzuki hikohki):『帰ってきた浦島太郎』
子ども向けイラストレーター・絵本作家。保育系の短大卒業後、保育士として勤務する。絵本の読み聞かせを通してさまざまな物語に触れ、自らも子どもたちの心を動かすようなお話作りがしたいと思い、絵本作りを始める。2018年、絵本の学校で絵本作りを学び、卒業後はアトリエCHICORAに入会し、作画技術の上達に励む。2020年、保育教材用のイラストや挿絵などの制作を始める。2024年 現在は子供向け絵画教室の講師として勤務する。子どもたちに好まれるようなコミカルで可愛いらしいキャラクターづくりを行ったり、アクリルや水彩絵の具・色鉛筆などの質感を大事にし、懐かしさを感じるイラストを描くことを楽しみながら行っている。
◆Instagram @szk_hkk
西嶋ヨーコ(Yoko Nishijima):『赤ずきんと最強ばあさん』
⼤阪府出⾝。⼤学卒業後、いくつかの会社を経たのち、税理⼠事務所にて10年間勤務。夫の転勤により上京するとともに「これまでと違うことをしてみたい」とかねてから興味があった絵を描くことを学ぶため、絵本の学校ウーマンクリエイターズカレッジに⼊学。 絵本制作に関わる多くのことを学び、卒業制作では無事にオリジナル絵本を完成。優しくあたたかみのある雰囲気のイラストが好きで、デジタルでの作画をメインとしているが、アナログのような色の複雑さや温度感をもった表現を心掛けている。 現在は、挿絵やイラスト制作の仕事を手がけながら、新しいオリジナル絵本を考案中。
◆Instagram @nishijima_405
松本えつを(Etsuwo Matsumoto):『本当にしあわせな王子』 &編著
女性絵本作家、キャラクター作家、フォトエッセイスト、イラストエッセイスト、ブックデザイナー、コピーライター、編集者。日本大学芸術学部を卒業後、編集プロダクション勤務と牛乳配達員を経て、1998年、サンクチュアリ・パブリッシングに入社。書店営業業務の傍ら書籍制作に取り組む。2000年、自著『しゃらしゃらDays』を皮切りに女性向け書籍の制作に携わる。同社副社長を経て、独立。2009年、女性の自立支援を目的とし、東京クリエイターアカデミー(現・ウーマンクリエイターズカレッジ「絵本の学校」)を創設。作家活動、個展の開催、アーティストの作品プロデュース等を手掛け、2018年に絵本の出版レーベル「CHICORA BOOKS」を、2019年に絵画教室「アトリエ CHICORA」を立ち上げる。「絵本作家技能士」認定委員。児童発達支援士、発達障害コミュニケーションサポーター、心理カウンセラー、博物館学芸員の資格を有する。著書に『しゃらしゃらDays』、『バンザイ』(以上、サンクチュアリ出版 刊)、『らんまる Only One』(写真:阿部章仁、ポプラ社 刊)、『おめでとう、1歳。0→1(ゼロワン)』(大和出版 刊)、『Girls-Be・・・-YA心の友だちシリーズ』(PHP研究所 刊)、『ユメカナバイブル Girl’s Dream Bible』(ミライカナイブックス 刊)等、多数。本作においては、担当童話のほかに、全体の編著者をつとめる。
◆X @etsuwo ◆Instagram @etsuwo_official ◆Blog https://ameblo.jp/etsuwo
ヤスダソータロー(Yasudasotaro):『ヘンゼルとグレーテルと歯』
俳優・動画編集者・イラストレーター。1986年、米国カリフォルニア州にて生誕。幼少期、画家の祖父や、父の友人であった画家のピーター・マックスの作品が実家に飾られていたことで、芸術に興味を持ち始める。高校時代にはモノづくりの楽しさを知り、オリジナルTシャツを刷り、近所の彫金工房に押しかけ、彫金技術を学ぶ。2005年、大学進学と共に拠点を日本に移し、同時に俳優【聡太郎】としての活動も始める。代表作は『獣拳戦隊ゲキレンジャー』『仮面ライダーゴースト』等。2019年、アトリエ CHICORA(アトリエちこら)に入会、松本えつを先生と運命の出会いを果たす。2022 年、えつを先生の尽力・協力の元、処女作『The EGG ―ある「たまご」の記憶』を上梓し、作家デビュー。その1年後、『The EGG KARAを破ったその先に』を処女作の続編として描き切る。
◆X @sotaroyasuda ◆Instagram @sotarosotaro
『おとぎばなしの光と蔭(ひかりとヤミ)』の仕様
32頁 / 外寸 25.7 x 18.2 x 0.7 cm(B5サイズ変形)/ 上製本(ハードカバー)
ISBN978-4-86693-963-6 C8793
定価 1,580円+税=1,738円(税込)
発行 CHICORA BOOKS
CHICORA BOOKS(ちこらブックス)のショップページではこちらのページにて、紹介しております。