『あなたがのこしてくれたもの』326(ナカムラミツル )著 発行のおしらせ

みなさんこんにちは。6月末発行の新刊のおしらせです。

今年の3月〜4月、Makuake」にてプロジェクトを発表。たくさんのサポーターの方々のお力を借り、ようやく完成した珠玉の本『あなたがのこしてくれたもの』が、いよいよ2021年6月30日に全国発売を迎えます。

あなたがのこしてくれたもの

“こんなにあった。
大切な人がのこしてくれたもの 
─”

326ナカムラミツル著 天使と天使ママの声から生まれた愛あふれるグリーフケアブック

 

この本が生まれるいきさつを記したムービーです。ご覧ください。

「ありがとう」
「ごめんね」
「愛してるよ」
「大好きだよ」
「会いたいよ……」

ぜんぶ届かないと思ってしまうかもしれない。
でも、どうか、もう泣かないで。
かならず届いてる。しっかり届いてるよ。

悲しみは、たやすく癒えるものじゃない。
だけど、ぎゅっと抱きしめることはできる。
「愛してる」って伝え続けることはできる。

愛した分だけ大きな大きな悲しみ、それさえも、
あなたがのこしてくれたものだから。

かつてあった命はもちろん、
今ある命や愛をもっともっと大切にしたい
すべての人へ、この本を贈ります。

 

 

*** 構成・目次 ***

この本は、
著者がグリーフケアの活動をするきっかけとなった出来事を
「STORY(絵本調の物語)」として最初と最後に掲載し、
その間(p.20-117)に、みなさんからお寄せいただいた
「大切な人(ときには動物)がのこしてくれたもの」を
テーマとした34のエピソードをイラストや写真と共に掲載しています。

STORY あなたがつないでくれたもの

EPISODE あなたがのこしてくれたもの

── がんばって生きてくれた25分
── 生きているとき以上に一緒にいてくれている
── ダブルレインボー
── 6年間の想い
── パパはゆっちゃんのヒーローになれたかな
── やさしいうそ
── おじいちゃんの想い
── 親友がくれた笑顔
── 息子と赤ちゃんがわたしにのこしてくれた希望
── ア・フュー・グッドメン
── 兄妹で笑いあったシャボン玉
── 認知症の父と母がくれた思い出
── 六花が教えてくれたこと
── さいごのおこづかい
── 幼馴染の友人がのこしてくれた青いタオル
── 笑顔のチカラ
── わたしの右手にいてくれるおばあちゃん
── ごめんねじゃなくてありがとう
── 会いにきてくれて、愛をくれたこと
── 父がのこしたキーケース
── 自分が写っていない家族写真
── インディがさいごにのこしてくれたもの
── 母になる覚悟をくれた娘
── 弟が教えてくれた夢と生きがい
── よだれが垂れたあと
── ​大好きだよ。愛してるよ。ずーっと一緒にいようね。
── 母からの手紙
── あきらめない気持ちと夢とやさしさ
── 間違っている5文字
── 愛すること、命を大切にすること
── 見上げた空の先でつながっている
── 祖父がのこした自分史
── 兄の人柄がのこしてくれた特別な人たち
── 心菜はいつまでも世界一自慢の娘

STORY あなたがつないでくれたもの

EPILOGUE あなたがのこしてくれたもの

── あとがき 124

 

● 著者について

326ナカムラミツル) プロフィール

佐賀県出身、ポップなイラストに詩を添えるスタイル〈イラストライター〉として十代の時にデビュー。その後、音楽活動(19のメンバーとして)やオモチャのデザイン、絵本やエッセイや作品集の執筆やTVやラジオの番組の司会やアニメの製作や学校の先生など、その活動は多岐に渡る。著書には『いつもみてるよ、がんばってるのしってるよ。』『やさしいあくま』『恋に殺されそう…。』など多数。最近は昔からのゲーム好きがこうじてゲーム作家としても活躍中。大の漫画好きなので漫画やアニメの原作を執筆中でもある 明るいオタク。社交的な引きこもり。仕事中毒。

● 著者からの紹介

この本は、みなさまから送っていただいたエピソードと僕の体験談をひとつにした本です。みなさまから送っていただいた文章は僕と編集部で編集させていただき掲載しております。旅立った人たちからの健気で美しくてやさしい愛がたっぷり詰まった世界一やさしい本です。この本が少しでも誰かの痛みに寄り添い……力になれますことを心から願っています。326(ナカムラミツル)

● みなさまからの応援メッセージ

たいへんたくさんのあたたかいメッセージをどうもありがとうございました。

Makuakeサポーターのみなさまからの応援メッセージ詳細はこちらからご覧いただけます。

● 編集部からの紹介

この本は、天使ママさんからいただいたお話をきっかけに著者326が始めた活動があり、
その延長線上に、「本」という形を残すことで多くの人にグリーフケアを知ってもらい、
これまで触れてきた愛、今目の前にある愛の尊さを改めて抱きしめて、
この先をもっともっと大切に生きてほしいと願ってできあがったものです。

本をつくりながら、こんなにも涙が止まらなかったことは初めてです。

大切な人を失ってしまった悲しみを思い、泣き、
懸命に生きようと小さな身体で頑張った子たちのことを思い、泣き、
旅立っていった命とのこされた人の間に強く強く今でも在る愛情を思い、泣き。

何度も何度も苦しくなり手を動かせなくなりましたが、
それでは前に進めないじゃないか! と思い、次の一歩を踏み出しました。

心が震えたとき、大切なものと離れてしまったとき、
誰しも、泣かずにはいられないでしょう。
思い切り泣いても良いと思いました。

でも、わたしたちにとって大切なのは、その先なのかもしれません。
泣いたあと、どう歩いていくか。
感じ方や伝え方をどう変えていくか。

そんなひとつひとつの変化が重なっていったとき、
この世界がもっとあたたかく、愛の深い場所になっていくと信じています。

本書の制作にあたり、本当にたくさんの方のお力を借りました。
いや、力を借りたというよりも、いっしょにつくってきた、という感覚のほうが強いです。

ですので、この本は、形式上では326(ナカムラミツル )著としてありますが
著者の中でもチームの中でも、本当の著者は、
力を添えてくれたみなさんだと思っています。

天使ちゃん、天使ママさん、
エピソードを寄せてくださったみなさん、
エピソードの中に登場してくれたみなさん(ワンチャンネコちゃんも)、
予約購入をしてくださったみなさん、
クチコミでプロジェクトを広めてくださったみなさん、
心の中でエールを送ってくださったみなさん……
この本は、そのすべての方々との共同制作です。
本当にありがとうございます。

著者・チームメンバーの我々は、なかなか100点満点は取れぬまま、
ひたすらに走り、歩き、転びながら、なんとかここまで来ることができました。
至らない点がありつつもここまで来れたのは、
ひとえに、たくさんの方々のエールをいただいたおかげです。

でも、まだ、ひとまず最初の中継地点にたどり着いたばかり。
「本当の始まりは、ここから」です。
みなさんとの共同制作であるこの本を通して、最初の願いを叶えられるよう、
引き続き精進してまいります。

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