『The EGG -ある「たまご」の記憶』(ヤスダソータロー:画/松本えつを:コトバ)発行のおしらせ

みなさんこんにちは。新刊のおしらせです。

来たる2022年5月15日、CHICORA BOOKSから「たまごが主役の詩画集が登場します。
タイトルは『The EGG -ある「たまご」の記憶』です(え〜? なんだろう)!

※ 当初、Amazon含め5月15日での全国発売を予定していましたが、おかげさまで想定以上のご注文をいただきました関係で、Amazonのみ発売日を20日とさせていただきました(現在、予約受付中)。楽しみにお待ちいただいていた方には心よりお詫び申し上げます。なお、配本のある書店(実店舗)では、予定通り15日での発売となります(離島などを除く)。店頭にない場合は、国内すべての書店さまから(いずれの取次経由でも)お取り寄せが可能です。お店の方にお尋ねください。

The EGG -ある「たまご」の記憶』(ヤスダソータロー:画/松本えつを:コトバ)

“人生という名のマラソンを半分くらい走ったと思っている大人たちへ捧ぐ
「たまご」の憧れと恐れと平和への祈り”

本書は当初、大人たちへ捧ぐ詩画集として制作していたが、つくっているうちに、いままさに「たまご」である世代に向けて必死に愛を伝えようとし始めちゃったので、結果的には全世代向けの問題作になりました……!

 

ぼくは、たまご。
もう、たまご。
まだ、たまご。

最初から最後まで、ずっと「たまご」がしゃべります。

すべてを通して、青年がまだ「たまご」だった頃の記憶を描いています。

僕は、いま、
誰でもない。
君でもないし、
僕でもない。

ということは……

すなわち、
ショーライユーボー。

たまごだから、
どんな花でも咲く。
たまごだから、
どんな実でも実る。

つまり、
たまごだから、
なんにでもなれる。

希望に満ちた「たまご」のひとりごとから始まるストーリーですが、「たまご」がずっと希望に満ちているわけではありません。

また、ストーリーの中のどこで「たまご」が孵化(ふか)するかを楽しみにして読まないようにしてください。
だって、何を隠そう、「たまご」は「ある瞬間」まで孵化しないのですから……!

 

『The EGG -ある「たまご」の記憶』の3つの特徴

[1]数え切れないくらいたくさんの「たまご」が登場する

……「数え切れないくらい」という表現はちょっと大袈裟でした。数え切れます。
でも、「数えるのが大変なくらい」、たまごが多いです。
いろいろなたまごの中から、お気に入りを見つけてくださいね。

[2]1回目に読む用と2回目以降に読む用の文章が書かれている

1回目には、太くて黒い文字を読んでください。
2回目以降は、その背後にある細くてグレーの文字も読んでみてください。
読むたびに、新たな発見があるようなつくりになっています。
大人の楽しみ方、ぜひトライしてみてください。

[3]暗くて怖そうに見えるけれど、平和への祈りが詰まっている

パッと見た感じでは、全体的に「怖い」絵本なのかな? と感じるかもしれません。
たしかに、ときおり、激しい単語が出てきます。
たしかに、ときおり、悲しい絵が出てきます。
でも、それらは愛と平和に満ちた世界を強く願うがゆえの描写です。
読んだ人の心にまたひとつ、あらたな愛の灯火が生まれますように。

『The EGG -ある「たまご」の記憶』の対象年齢

最初は大人向けにつくっていました。
でも、最終的には、全世代向けになりました。

むずかしい単語も出てきます。
また、ルビはほとんど振っていません。
ですので、まだ文字が読めないお子さまには、どうか大人の方が読み聞かせてあげてください。

『The EGG -ある「たまご」の記憶』の作者紹介

ヤスダソータロー(画)
俳優・動画編集者・イラストレーター。 1986年、米国カリフォルニア州にて生誕。幼少期、画家の祖父や、父の友人であった画家のピーター・マックスの作品が実家に飾られていたことで、芸術に興味を持ち始める。高校時代にはモノづくりの楽しさを知り、オリジナルTシャツを刷り、近所の彫金工房に押しかけ、彫金技術を学ぶ。2005年、大学進学と共に拠点を日本に移し、同時に俳優【聡太郎】としての活動も始める。代表作は『獣拳戦隊ゲキレンジャー』『仮面ライダーゴースト』等。 2019年、アトリエ CHICORA(アトリエちこら)に入会、松本えつを先生と運命の出会いを果たす。2022 年、えつを先生の尽力・協力の元、処女作『The EGG』を上梓。作家デビューを果たす。  Twitter @sotaroyasuda  Instagram @sotarosotaro

松本えつを(コトバ)
女性絵本作家、キャラクター作家、フォトエッセイスト、イラストエッセイスト、編集者。 日本大学芸術学部を卒業後、1998年、サンクチュアリ・パブリッシングに入社。書店営業業務の傍ら書籍制作に取り組む。2000年、自著『しゃらしゃらDays』を皮切りに女性向け書籍の制作に携わる。同社副社長を経て、独立。2009年、東京クリエイターアカデミー(現・ウーマンクリエイターズカレッジ「絵本の学校」)を創設。作家活動、個展の開催、アーティストの作品プロデュース等を手掛け、2018年に絵本の出版レーベル「CHICORA BOOKS(ちこらブックス)」を、2019年に絵画教室「アトリエ CHICORA(アトリエちこら)」を立ち上げる。著書に『しゃらしゃらDays』、『バンザイ』(以上、サンクチュアリ出版 刊)、『らんまる Only One』(写真:阿部章仁、ポプラ社 刊)、『おめでとう、1歳。0→1(ゼロワン)』(大和出版 刊)、『Girls-Be・・・-YA心の友だちシリーズ』(PHP研究所 刊)、『ユメカナバイブル Girl’s Dream Bible』(ミライカナイブックス 刊)等、多数。  Twitter @etsuwo

『The EGG -ある「たまご」の記憶』の仕様

32頁 / 外寸 25.7 x 18.2 x 0.7 cm(B5サイズ変形)/ 上製本(ハードカバー)
本文用紙には厚手の非塗工紙を使用しています

ISBN978-4-86693-635-2  C8793
定価 1,500円+税=1,650円(消費税10%込)
発行 CHICORA BOOKS

 

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